ネットワークスペシャリスト 午後 解答用紙 平成26年秋(午後Ⅰ 問1〜3・午後Ⅱ 問1〜2)

平成26年平成27年平成28年平成29年平成30年令和元年令和3年令和4年令和5年令和6年令和7年

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00:00

午後Ⅰ 問1② ネットワークの冗長化と WAN 高速化装置(OSPF・VRRP・PBR) (p.2〜5)

p.2p.3p.4p.5

解答用紙

ア
自己採点
イ
自己採点
ウ
自己採点
エ
自己採点
オ
自己採点
デフォルトゲートウェイの設定30字以内
自己採点
VRRP の設定50字以内
自己採点
自己採点
a
自己採点
b
自己採点
25字以内
自己採点
①
自己採点
②
自己採点
20字以内
自己採点
20字以内
自己採点
IPA 公式 解答例・解答の要点
出題趣旨 近年,データを1か所に置き,ネットワーク経由で様々なプロトコルやトラフィックの特性に合わせて利用するニーズが,ますます増えてきている。ネットワーク技術者には,ネットワークの冗長化による信頼性向上に必要なスキルや,プロトコルやトラフィックの特性を考慮したデータ転送の高速化のスキルが,一層要求される。本問では,ネットワークの冗長化と,WAN高速化装置を題材に取り上げ,OSPFによる経路制御,ネットワーク機器や回線の障害時の運用,WAN高速化装置によるデータの高速化処理の基本的知識を問う。
  設問                    解答例・解答の要点                    備考
 設問1    ア 帯域幅 又は 通信速度
        イ 0
        ウ TOS
        エ DiffServ 又は Differentiated Services
        オ 高く
設問2 (1) デフォルトゲー
                    業務系セグメントに対応した仮想ルータの IP アドレス
        トウェイの設定
                    業務系セグメントの仮想ルータがルータ 3 でアクティブにな
        VRRP の設定
                    るようにプライオリティ値を設定する。
    (2) 10.1.0.0/16
    (3) a ルータ 1 → ルータ 3
         b ルータ 2 → ルータ 1 → ルータ 3
    (4) 利用者をグループ化して使用時間帯をずらす。
設問3 (1) ① ・IP アドレス
        ② ・ポート番号
    (2) ラウンドトリップ時間が大きい場合
    (3) 片側の WAS が故障した場合
採点講評
  問 1 では,ネットワークの冗長化と,WAN 高速化装置を題材とし,OSPF による経路制御,ネットワーク機器
や回線の障害時の運用,WAN 高速化装置の基本的知識について出題した。全体として,正答率は低かった。
  設問 1 では,ウとエの正答率が低かった。QoS に関する重要な用語なので把握しておいてほしい。
  設問 2 では,(1)~(3)の正答率が低かった。(1)は,デフォルトゲートウェイの冗長化と,仮想ルータによ
る冗長化に着目せずに,単に通信経路を説明しただけの解答が散見された。図と本文をしっかり読み,設問で
何が問われているかを,きちんと理解した上で解答してほしかった。(2)は,OSPF の経路集約を問う問題であ
り,(3)は,経路制御に VRRP と OSPF を用いた冗長化構成での,障害時の送信経路を問う問題である。単に暗
記するだけでなく,そのプロトコルの役割や仕組み,活用方法について,しっかり理解しておいてほしい。
(4)は,正答率が高かった。
  設問 3 では,WAN 高速化装置や PBR(Policy Based Routing)に関する問題である。(2)の正答率が低かっ
た。全般的に,ネットワークの基本的な知識について問う問題であり,図と本文をしっかり読み,その条件に
沿って考えていけば,正答を導くことができるはずである。

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午後Ⅰ 問2③ ファイアウォールの障害対応(FW 交換・仮想 FW・負荷分散) (p.6〜9)

p.6p.7p.8p.9

解答用紙

ア
自己採点
イ
自己採点
ウ
自己採点
エ
自己採点
オ
自己採点
自己採点
10字以内
自己採点
50字以内
自己採点
15字以内
自己採点
a ①
自己採点
a ②
自己採点
a ③
自己採点
b20字以内
自己採点
自己採点
50字以内
自己採点
IPA 公式 解答例・解答の要点
出題趣旨 ネットワークの保守作業では,ネットワークの構成,機器の動作及び実装を理解して障害箇所の特定と機器の交換を行い,短時間のうちに通信を復旧させる必要がある。保守対象のネットワークは,自ら設計,構築に携わったものでないことも多く,ネットワーク構成図を読み解く能力も必要である。これらの業務に従事するネットワーク技術者には,高度な知識と経験が要求される。本問では,ファイアウォールの保守作業でのミス,仮想ファイアウォールの導入検討を題材に,通信プロトコル,ファイアウォール及び周辺機器の動作,保守作業手順のまとめ,VLAN設計,ファイアウォール負荷分散の考え方について基本的な要素を問う。
  設問                        解答例・解答の要点                      備考
 設問1    ア NAPT
        イ ステートフル
        ウ 物理 又は 第 1
        エ Gratuitous ARP 又は GARP
        オ タグ 又は Tag
設問2 (1) SW3 と L3SW の間
    (2) TCP の再送機能
    (3) 一方のポート故障による対向ポートのリンク断を防ぎ,どちらの FW の障害か
        特定が容易になる。
    (4) MAC アドレステーブル
    (5) a ルータ,DNS サーバ,Web サーバ
         b FW1 から設定情報が同期されたこと
設問3 (1) SW4 と L3SW を相互に入れ替える。
    (2) ・FW1 で企画部用の仮想 FW を,FW2 で営業部用の仮想 FW を,それぞれ Active
          にする。
        ・FW2 で企画部用の仮想 FW を,FW1 で営業部用の仮想 FW を,それぞれ Active
          にする。
採点講評
  問 2 では,ファイアウォール(以下,FW という)の障害対応を題材に取り上げ,FW の冗長化構成と,VLAN
及び仮想 FW の設計について出題した。加えて,OSI 基本参照モデルの第 1 層から第 4 層までの各層と,隣接す
る層間の関係について問うことも意図した。全体として,正答率は低かった。
  設問 1 では,イの正答率が低かった。FW の冗長化構成における重要な機能なので把握しておいてほしい。
  設問 2 では,(1)をアプリケーション間の通信に着目せずに,FW に着目した解答が散見された。機能を曖昧
に説明した解答も多く,TCP の信頼性のある通信を実現する機能は何であるかを端的に解答してほしかった。
(3)は,SW2 を挟む構成にすることで,第 2 層を透過しつつ第 1 層を分離している観点から解答してほしかっ
た。(5)a は正答率が低かった。(4)にも関係するが,通信の第 2 層と第 3 層の違いを把握しておいてほしい。
  設問 3 は,本文を読解して,VLAN 及び仮想 FW の構成図が描ければ難しくない問題である。(2)では,仮想
FW の配置の目的を主体に説明して,肝心の配置の具体性に欠ける記述になっていた解答が散見された。

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午後Ⅰ 問3③ ネットワークのセキュリティ対策(DNS・インシデント管理) (p.10〜14)

p.10p.11p.12p.13p.14

解答用紙

ア
自己採点
イ
自己採点
ウ
自己採点
エ
自己採点
オ
自己採点
a
自己採点
30字以内
自己採点
20字以内
自己採点
自己採点
①30字以内
自己採点
②30字以内
自己採点
15字以内
自己採点
30字以内
自己採点
IPA 公式 解答例・解答の要点
出題趣旨 DDoS攻撃を始めとするサイバー攻撃は年々増加し,ネットワークのセキュリティの重要性が増している。ネットワークの様々な機器やサービスにおいてセキュリティ対策が必要であるが,ネットワークの基本機能の一つであるDNSは,未だに適切な対策が施されていないサーバも多く,サイバー攻撃の踏み台となっている場合がある。対策には,平常時の状況を把握し,異常なアクセスを早期に発見して対処することが必要だが,そのためにはインシデントの発生状況に注意を払い,事前に定めた手順に従って適切に対応することが重要である。本問では,ネットワークのセキュリティ対策を題材に,DNSのセキュリティ対策とインシデント管理について,基本的な知識と理解力を問う。
 設問                 解答例・解答の要点                      備考
 設問1    ア 分散
        イ フラッド
        ウ 再帰
        エ リフレクタ
        オ ペネトレーション
設問2 (1) a 踏み台
    (2) 断片化されたエコーパケットを許可しない機能
設問3 (1) DNS キャッシュが改ざんされる。
    (2)

    (3) ① 内部から外部への通信に対する遮断ルールを設定する。
        ② FW で遮断した通信の結果ログを監視する。
設問4 (1) b ネットワークの切断
    (2) 対処結果の評価を行い,インシデントの対処方法を見直す。
採点講評
  問 3 では,ネットワークのセキュリティ対策を題材に,DNS に関わる基本的な知識と,重要なインシデント
が発生した場合のネットワークの運用対処について出題した。いずれも基礎的な知識を問うたものであり,全
体として正答率は高かった。
  設問 1 は,基本的な用語と知識に関する問題だが,DNS に関わる用語は正答率が低かった。正確に理解して
ほしい。
  設問 2(1),(2),設問 3(1)は,DNS やファイアウォールのセキュリティ対策に関する問題であり,比較的高
い正答率であった。受験者の関心も高く,よく学習されていると思われる。
  設問 3(2)は,DNS サーバの配置と DNS 問合せやゾーン転送を,本文に記載した条件に従って図示する問題で
あるが,本文の条件をよく読まず,自身の経験や一般的な知識だけで解答しているものが非常に多かった。ま
た,DNS 問合せやゾーン転送は,DNS の基本的な機能であるが,正しく理解されていない解答が散見された。
DNS はネットワークの基礎的な要素であり,用語を覚えるだけでなく仕組みを理解して,構築方法などについ
てもきちんと理解しておいてほしい。
  設問 4 は,インシデント発生時の運用手順について問うたものであるが,ネットワーク技術者としてシステ
ムの運用を理解しておくことが大切である。特に PDCA サイクルに従った改善手法については,実務に応用で
きるように身に付けておくことが重要である。

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午後Ⅱ 問1③ 標的型メール攻撃対策(SPF・プロキシの復号・パケットフィルタリング) (p.2〜11)

p.2p.3p.4p.5p.6p.7p.8p.9p.10p.11

解答用紙

a
自己採点
b
自己採点
c
自己採点
d
自己採点
e
自己採点
40字以内
自己採点
50字以内
自己採点
30字以内
自己採点
サーバ名
自己採点
理由30字以内
自己採点
自己採点
20字以内
自己採点
40字以内
自己採点
ポート A のポート ID
自己採点
A の通信の方向
自己採点
ポート B のポート ID
自己採点
B の通信の方向
自己採点
25字以内
自己採点
自己採点
70字以内
自己採点
60字以内
自己採点
①30字以内
自己採点
②30字以内
自己採点
③30字以内
自己採点
30字以内
自己採点
IPA 公式 解答例・解答の要点
出題趣旨 最近,特定の企業や官公庁などを標的にして,その組織が保有する知財情報や個人情報などの重要な情報の窃取や破壊などを行う,標的型メール攻撃が増加してきた。標的型メール攻撃は,攻撃手口が巧妙なために,発見が難しく被害が増加している。標的型メール攻撃の対策は,PCやサーバに対するセキュリティ対策だけでなく,ネットワークでの対策も欠かせない。そこで,標的型メール攻撃の対策には,セキュリティ技術者とネットワーク技術者が協力して実施策を立案することが求められている。本問では,標的型メール攻撃の対策を題材として,セキュリティ技術者とネットワーク技術者が協力して実施策を立案する過程を記述した。その中で,ネットワーク技術者が実施すべきネットワークでの対策を取り上げ,その対策を通して,ネットワーク技術者に求められる,ネットワーク設計・構築技術とネットワークセキュリティ技術を基にした,ネットワークでのセキュリティ対策についての理解を問うた。
  設問                       解答例・解答の要点                               備考
 設問1        a URL 又は  統一資源位置指定子
            b HTTP
            c IP アドレス
            d コンテンツフィルタリング
            e トンネリング
設問2   (1) 添付ファイルを開いたり,メールに記載されたリンク先にアクセスしたりす
          る。
      (2) メール送信元の MTA の IP アドレスが所属するドメインと,送信者のメールア
          ドレスのドメイン
      (3) 社外に送信されるメールの送信元 IP アドレスになるから
      (4) サーバ名          メール中継サーバ
          理由            社外から Y 社宛てに送信されたメールを直接受信するから
設問3   (1) PC と Web サーバの間
      (2) プロキシサーバのルート証明書
      (3) プロキシサーバが,暗号化されたプリマスタシークレットを復号できないから
設問4   (1) 表 4    ポート A のポート ID P3         通信の方向 IN
          表5     ポート B のポート ID P5         通信の方向 OUT
      (2) 部署 1 と本社サーバセグメント間の疎通テスト
      (3)       動作      許可            送信元 IP アドレス 192.168.1.0/24
           宛先 IP アドレス 192.168.11.0/24   プロトコル     UDP
          送信元ポート番号 any                 宛先ポート番号    53
           TCP 制御ビット any
      (4) 部署 1 の PC から管理 PC に対して確立する TCP コネクションは禁止するが,逆
          方向に確立する TCP コネクションは許可する。
設問5   (1) ・社外の Web サーバとの間の SSL で暗号化された通信においても,認証された
             利用者と通信内容が取得できる。
          ・プロキシサーバの認証に連続して失敗したことが記録されたログから,マル
             ウェアの活動と推測できる情報が取得できる。
      (2) ① ・メールに添付されたファイルを開かない。
          ② ・メール本文に記載されたリンク先にアクセスしない。
          ③ ・メールが,正しい送信者から送信されたものか確認する。
              ・不審なメールの内容を,セキュリティ担当者に報告する。
              ・発見した不審なメールに関する情報を,全社で共有する。
      (3) マルウェアの社内での活動を,早期に発見できること
採点講評
 問 1 では,標的型メール攻撃の対策をテーマに,ネットワークでの入口対策と出口対策を取り上げた。その
中で,SPF(Sender Policy Framework),プロキシサーバ,L3SW でのパケットフィルタリング及びログの検査
に関連する記述を基に,ネットワーク技術者に求められる,ネットワーク設計・構築・運用技術とネットワー
クセキュリティ技術についての理解を問うた。全体として,よく理解されていた。特に,設問 5 の正答率が高
かった。しかし,設問 3(3),設問 4(4)では,問題の趣旨に沿わない解答が散見された。問われている内容を
よく理解して,適切な記述が行えるよう努力してほしい。
 設問 1 では,a,b に比して c,d,e の正答率が低かった。c は,TCP/IP 通信の基本動作に関わる問いなの
で,正答を導き出してほしかった。
 設問 2 は,入口対策に関連した問題だったが,(2),(3)及び(4)の理由の正答率が低かった。(2)の誤った解
答の例から,SMTP によるメール転送で,詐称が可能な情報と詐称が困難な情報が十分には理解できていないこ
とが推測された。(3),(4)は,本文の記述を理解すれば,SPF に関連する前提知識がなくても正答が導き出せ
る問いだったが,記述内容を読みこなせなかったのではないかと思われる解答が散見された。
 設問 3 は,SSL 関連の問題だったが,正答率は低かった。ネットワーク技術者は,業務で SSL の細部までの
理解が必要とされることがなかった結果と思うが,安全で安心できるネットワークの構築のために,ネットワ
ークセキュリティについても十分に理解し,その仕組みを適切に説明できるようになってほしい。
 設問 4 では,パケットフィルタリングについて問うたが,業務で取り組むことが多かったためか,正答率が
高かった。その中で,(4)については,制御内容はおおむね理解できていても,その内容を適切に説明できて
いない解答が散見された。
 設問 5 は,安全なネットワークを維持するための運用に関連する設問だったが,業務で直面している課題だ
ったためか,受験者の理解度は高かった。

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午後Ⅱ 問2⑧ SIP ベースのコミュニケーション基盤の仮想サーバ構築(IPT・SBC) (p.12〜21)

p.12p.13p.14p.15p.16p.17p.18p.19p.20p.21

解答用紙

a
自己採点
b
自己採点
c
自己採点
d
自己採点
40字以内
自己採点
自己採点
50字以内
自己採点
60字以内
自己採点
60字以内
自己採点
原因50字以内
自己採点
対応策50字以内
自己採点
20字以内
自己採点
e
自己採点
f
自己採点
自己採点
40字以内
自己採点
30字以内
自己採点
ア
自己採点
イ
自己採点
ウ
自己採点
エ
自己採点
35字以内
自己採点
40字以内
自己採点
IPA 公式 解答例・解答の要点
出題趣旨 サーバ仮想化技術の発展とともに,仮想化環境でシステムを構築する際に,従来と異なる課題が発生してくる。また,ネットワーク機器についても,最近,仮想サーバ上で動作させる試みも出てきている。このような流れが進むと,サーバ,ネットワークのITプラットフォームが仮想サーバという汎用的なプラットフォーム(サ―バ)上に集約され,各種機能は仮想サーバで動作するソフトウェアに変わっていくことになる。このことによって,システム構築のスピードアップ,柔軟性や運用性の向上が期待される。しかし,このような状況になっても,発生する新しい課題に対して,既存技術を活用して適切な対処をしていくためには,課題となる現象の基礎的・根本的な理解が不可欠である。本問では,その拡張性から応用範囲が広いSIPを取り上げ,SIPベースのコミュニケーションシステムをネットワークも含め,仮想サーバ上に構築していくという状況を設定し,その構築過程で発生する課題とその解決を題材とした。特に,仮想化が進んだシステム構築の中で,従来とは異なる課題が発生することの認識と,課題への対応といった観点で,基礎の理解に基づく状況把握力や技術応用力を問うた。
 設問                          解答例・解答の要点                  備考
設問1 (1)   a インスタントメッセージ 又は チャット
          b RTP 又は RTP と RTCP
          c UDP
          d テキスト
    (2) URI から相手の IP アドレスを求め,相手に INVITE メッセージを送る。
設問2 (1) 公衆 IP 電話網の SIP サーバ,IP-PBX
    (2) アドレス変換対象外の SIP メッセージ内に送信者のプライベート IP アドレス
        が含まれている。
    (3) SIP メッセージ内の IP アドレス情報を送信元である VoIP-GW のグローバルアド
        レスに書き換える。
設問3 (1) 仮想スイッチのポートに該当する VLAN の全てのフレームを出力し,仮想 NIC
        側でそれらを全て取り込む動作
    (2)    状態   流入するフレームの宛先 MAC アドレスが既にポート 3 側に存在する
                として登録されている。
         対応策 MAC アドレス学習機能を抑止できる SW を使用し,通過するポート 3
                で学習を抑止する。
設問4 (1) 音声パケットを中継しないから
    (2) e VoIP-GW
         f IP-PBX
    (3)

   (4)VoIP-GW には呼制御に関する SIP セッション情報も送られてくるから
   (5)ミラーポート出力フレームの転送用設定が不要だから
設問5 (1) ア IP01
         イ Any
         ウ Any
         エ 443
    (2) サービス提供用内部 LAN のネットワークに属する IP アドレス
    (3) ネットワーク機器ごとに異なるハードウェアを用意せずに済むから
採点講評
  問 2 では,SIP ベースのコミュニケーションシステムを,サービス用システムとして仮想環境上に構築する
場合を取り上げ,SIP の基本的な技術的特徴・応用面での拡張性,仮想環境との間で各種の特徴をもつフレー
ムをやり取りする場合に発生する課題と対処,また,ネットワーク機能を仮想サーバ上で実現する取組みなど
への理解を問うた。
  設問 2 は,SIP の拡張性を実現するセッション生成の仕組みに伴うアドレス解決の課題を問うた。(2)では,
SIP メッセージ内の情報の書換えの必要性を問うたが,正答率は低かった。メッセージ内容がセッション生成
に,どのように使われるかの理解を深めてほしい。
  設問 3 は,スイッチのミラーポートの出力フレームを,トランクインタフェースを使って仮想環境のサーバ
に取り込む方法を問う問題で,正答率は低かった。ミラーポートの出力フレームの特徴として,宛先 MAC アド
レスが別のフレームでは送信元 MAC アドレスになる場合が発生し,受け取るポートで,MAC アドレスの学習を
すると,受け取ったフレーム宛先ポートが同一ポートになってしまうということに気が付かない受験者が多か
った。ミラーポートの出力フレームの送信元 MAC アドレスが,出力したポートの MAC アドレスと誤解している
解答も散見された。ブリッジの動作原理に関して再度理解を確認してほしい。
  設問 4 は,音声パケットを複製し,別サーバ宛に転送する場合,SIP による専用のセッションを使う方法に
関する問題で,正答率は高かった。(4)では,通話する相手間で交わされる SIP メッセージと,ロガーサーバ
との間で交わされる SIP メッセージが同一と誤解している解答も見られた。シーケンス図の表面的なメッセー
ジ名だけでなく,具体的にやり取りされるメッセージの内容にも注意してほしい。
  設問 5 では,ネットワーク機能を仮想サーバで実現する取組みに関する問題で,正答率は高かった。(3)で
は,ハードウェア障害に対応するための冗長化構成のコストメリットを問うたのに対し,一般論の解答が散見
された。設問の趣旨に添って明確に解答するよう心掛けてほしい。
  全体として,比較的下位の層におけるネットワーク動作の理解が十分でない印象を受けた。新しい技術を用
いたネットワークで発生する問題の解決にも,基本的な動作原理の理解が必要になることもあるので,基本的
理解に基づく応用力を高めることを心掛けてほしい。

この問題の自作解説はまだありません(公式解答例と採点講評で確認してください)。