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設問 解答例・解答の要点 備考
設問1 (1) DHCP サーバ
(2) 82
(3) L2SW の入力ポート以外の全てのポートに転送される。
設問2 (1) RT 管理コントローラの IP アドレスが変更された場合でも RT の設定変更が不
要である。
(2) HTTP 又は HTTPS
(3) 運用管理サーバ
(4) 店舗から本社には BP 経由でしかアクセスができないから
設問3 (1) a 2
(2) b SNMP
c RT 管理コントローラ
(3) 各機器の接続構成が構成図どおりであること
(4) イ,エ,カ問 1 では,システムの全国展開を題材に,ネットワークの設定や運用の自動化について出題した。全体とし て,正答率は平均的であった。 設問 1(3)の正答率は平均的であった。レイヤ 2 スイッチでフラッディングが生じる条件は基本的な知識なの で,よく理解してほしい。 設問 2(3)は,正答率が低かった。traceroute コマンドはトラブルシュートの場面でよく用いられるものなの で,動作原理を理解してほしい。 設問 3(3)は,正答率が高かった。LLDP を用いた確認であることを読み落とした解答が散見された。本文中 に示された条件をきちんと読み取り,正答を導き出してほしい。
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設問 解答例・解答の要点 備考
設問1 a 共有鍵
b ルータ
c コスト
d ダイクストラ
e 172.16.0.0
設問2 OSPF へデフォルトルートを導入する。
設問3 (1) ルーティングテーブルサイズを小さくする。
(2) ルータ
(3) ルータ と FW の間
(4) f ルータ
g 172.16.0.0/16
設問4 (1) h,i,j,k,l
(2) 機器 ① ・ルータ
② ・L3SW1
設定内容 OSPF 仮想リンクの接続設定を行う。
(3) 機器 L3SW1
設定内容 OSPF エリア1の支社個別経路を 172.16.0.0/16 に集約する。問 2 では,企業におけるネットワーク統合を題材に,OSPF を利用した経路制御の基本について出題した。 全体として,正答率は低かった。 設問 2 は,正答率が低かった。OSPF でのデフォルト経路の取扱いは,企業内ネットワークからインターネ ットを利用するような一般的なネットワーク構成において必要な基本事項なので,よく理解してほしい。 設問 4(2)は,正答率が低かった。OSPF 仮想リンクは,初期構築段階では想定外であったネットワーク統合 を後から行う場合などに役立つもので,OSPF ネットワーク設計の柔軟性を増すための有用な技術である。そ の動作原理や活用パターンについて是非理解してほしい。 設問 4(3)は,正答率が低かった。特に,エリアボーダルータ(ABR)ではないルータを誤って解答する例が 多く見られた。OSPF ルータの種別とその見分け方,種別ごとの役割と動作を正しく理解した上で,本文中に 示された ABR におけるネットワーク集約に関する記述をきちんと読み取り,正答を導き出してほしい。
この問題の骨格 吸収合併した E 社のネットワークを D 社につなぐ話だが、中身は OSPF の教科書をまるごと1問にしたような内容。LSA のタイプ・コスト・ダイクストラ・ デフォルト経路の配布・経路集約・ヌルルート・バックボーンエリアの分断と仮想リンクまで出る。 IPA の講評は「全体として、正答率は低かった」。 ②の7問の中でいちばん難しく、いちばん学べる1問。
a IPsec VPN 認証用の事前□ → 事前共有鍵(PSK) b Type1 の LSA = ルータ LSA。OSPF エリア内の「ルータ」に関する情報 c LSA に含まれるメトリック値 → コスト d LSA を基に最短経路計算を行うアルゴリズム → ダイクストラ(SPF) e a〜g(172.16.0.0/23 〜 172.16.12.64/26)を1つに集約 → 172.16.0.0/16
172.16.0.0/23 から
172.16.12.64/26 まで。第2オクテットが 16 で揃っているので、
172.16.0.0/16 でまとめられる。本文が「□/16」と /16 を与えてくれているので、
あとはネットワークアドレスを書くだけ。FW には静的デフォルト経路がある。しかしそれは FW のローカルな設定で、
そのままでは他のルータは知らない。OSPF に注入して全エリアに配る必要がある
(機器のコマンドでは default-information originate に相当)。
支社の個別経路7本を 172.16.0.0/16 の1本にまとめる。 経路数が減る=メモリと検索時間が減り、経路の増減が他エリアに伝わらなくなる。
経路集約を設定できるのはエリアの境界にいる機器(ABR)。 エリア1(支社の LAN と広域イーサ網)とエリア0(本社 LAN)の境目にいるのは、 図1 で広域イーサ網と L2SW7 の間にいる本社のルータ。
集約には副作用がある。172.16.0.0/16 の中には、実際には使われていないアドレスが大量にある。 そこ宛てのパケットが来るとどうなるか。
未使用アドレス(例 172.16.200.1)宛てのパケットが FW に届く FW : OSPF で 172.16.0.0/16 を学習済み → ルータへ送る ルータ: 具体的な経路が無い → デフォルトルート(FW向き)へ送る FW : また 172.16.0.0/16 でルータへ…(往復)
集約した本人(ルータ)が、集約範囲の中身を全部持っているわけではないのが原因。
対策は集約したルータ自身に、集約アドレス宛てのヌルルートを置くこと。 具体的な経路に一致しないパケットは、ロンゲストマッチで /16 のヌルルートに落ちてそこで捨てられる。
ルータの経路表 172.16.0.0/23 → 支社1へ ← 具体的な経路(長い) … 172.16.0.0/16 → Null0 ← 集約範囲の受け皿(短い) 0.0.0.0/0 → FW へ ← デフォルト 未使用アドレス宛て → /16 のヌルルートに一致 → 破棄(FW へ戻さない)
2001:db8:yyyy::/48 → Null を置かないとルーティングループが起きる、という設問だった。
「集約/大きなブロックの割当て」と「ヌルルート」はセットで出る。
令和3年度と令和7年度の両方に出ているので、本番でも形を変えて出る可能性が高い。OSPF には「すべてのエリアはバックボーン(エリア0)に接続していなければならない」 という大原則がある。フロア間接続をしただけだと、こうなる。
E社エリア0 ─(L3SW1)─ エリア1(支社+広域イーサ網) ─(本社ルータ)─ D社エリア0 エリア0 が エリア1 を挟んで「2つ」に分断されている
ABR はバックボーンから学んだ経路しか、自分の抱えるエリアに流さない。 L3SW1 はエリア1で本社エリア0由来の経路(Type3)を受け取っても、それを E社エリア0 へは広告しない。 結果、本社 LAN のセグメント h・i・j・k・l に到達できない。
一方 a〜g はエリア1のイントラエリア経路なので L3SW1 が E社側へ広告でき、到達できる。 だから答えは h〜l の5つ。
分断されたバックボーンをつなぐ標準の手段が仮想リンク(virtual-link)。 非バックボーンエリア(ここではエリア1)を通して、2台の ABR の間に論理的なバックボーンの線を引く。
仮想リンクの要件
・両端は ABR であること
・通過するエリア(トランジットエリア)は非バックボーンかつスタブでないこと
両端の ABR = 本社のルータ(エリア0とエリア1の境界)
L3SW1(エリア1とE社エリア0の境界)
仮想リンクを張ると、本文が言うとおり 「エリア0とエリア1が2台のエリア境界ルータで並列に接続された形」になる。
これまで エリア1 ─(本社ルータ:ここで集約)─ エリア0
↑ 1か所で絞れていた
仮想リンク設定後 エリア1 ─(本社ルータ:集約あり)─┐
エリア1 ─(L3SW1 :集約なし)──┴─ エリア0
↑ こちらから個別経路が漏れる
だからL3SW1 にも同じ集約設定を入れる。
内部ルータ 単一エリアにだけ所属 バックボーンルータ エリア0 に足がある ABR 2つ以上のエリアに足がある → エリア間経路の集約ができる ASBR 外部(他プロトコル)から経路を再配布する → 外部経路の集約ができる令和6年度 午後Ⅰ問2 の設問3(2)(Type5 LSA を生成したのは誰か)も ASBR の話だった。 「どのルータが何をできるか」は毎年どこかで問われる。
この問題から持ち帰るもの ①Type1=ルータ LSA、メトリックはコスト、計算はダイクストラ。 ②静的デフォルト経路はOSPF に注入しないと他機器に伝わらない。 ③経路集約とヌルルートはセット(でないとループ)。 ④OSPF はすべてのエリアがエリア0に接する必要があり、分断したら仮想リンク。 ⑤集約は ABR/ASBR でしかできない。並列に ABR が2台あるなら両方に集約を入れる。





設問 解答例・解答の要点 備考
設問1 a 8
b UDP
c 廃棄 又は ドロップ 又は 損失
d ToS
設問2 (1) 拠点間の内線通話
(2) パケットの音声化遅延が大きくなるから
設問3 (1) 4,472
(2) L2SW からの給電は行われない。
設問4 (1) フレーム中のタグ情報内の優先ビットを使用するから
(2) 2
(3) データフレームが出力中の場合
(4) ア f,g,j
イ a,b,c,d,e
(5) D パケットによる eLN パケット転送への影響を少なくするため問 3 では,音声クラウドサービスの利用を題材に,レイヤ 2 及びレイヤ 3 での優先制御について出題した。 全体として,正答率は平均的であった。 設問 1 は,(a)の正答率が低かった。CS-ACELP は,VoIP で広く利用されている音声符号化技術なので,よく 理解してほしい。 設問 3 は,(2)の正答率が高かったが,(1)の正答率が低かった。図 2 中の L3SW0 の a ポートから出力される のは外線通話パケットであることから,本文中に記述された情報を基に,全社の外線数が 130 回線,1 回線当 たりの必要帯域が 34.4k ビット/秒という通信量の最大値を導き出してほしい。 設問 4(1)の正答率は,平均的であった。レイヤ 2 の優先制御に利用される CoS 値がフレーム中の VLAN タグ 内の TCI に設定されることから,タグ VLAN が必須になることを,よく理解してほしい。(2)は,正答率が低か った。L3SW0 の内部ルータに生成される VLAN インタフェースは,L3SW0 の物理ポートに設定される VLAN と論理的に接続される構成になることをよく理解してほしい。
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設問 解答例・解答の要点 備考
設問1 (1) a フォワーダ
b プライオリティ値
(2) 内部 DNS サーバ
設問2 (1) 比較対象 MAC アドレス
サブネット FW-L3SW 間サブネット,内部サーバ収容サブネット
(2) c 指定
d 非指定
e MAC アドレス
設問3 (1) f 上位のスイッチ
(2) ① ・ポート故障時の代替ポートを事前に決定しているから
② ・転送遅延がなく,ポートの状態遷移を行うから
設問4 (1) 2 台の L3SW を 1 台のスイッチとして管理できるから
(2) スタック L3SW ~ 新ディレクトリサーバ 又は
スタック L3SW ~ 新内部 DNS サーバ
設問5 技術 ① ・スタック
② ・リンクアグリゲーション
理由 ループがない構成だから
設問6 (1) 送信元 MAC アドレスをもつ機器 現行のディレクトリサーバ
宛先 MAC アドレスをもつ機器 新ディレクトリサーバ
(2) 送信元 MAC アドレスをもつ機器 現行の L3SW1
宛先 MAC アドレスをもつ機器 スタック L3SW
(3) 172.16.254.128 ~ 172.16.254.254
(4) 現行の FW と新 FW の仮想 IP アドレスが重複する。
(5) 変更内容 静的 NAT の変換後の IP アドレスを,新公開 Web サーバから現
行の公開 Web サーバの IP アドレスに変更する。
経由する機器 新ルータ 1→新 L2SW0→新 FW1→新 L2SW1→L2SW1
(6) ① ・新公開 Web サーバ宛ての Web 通信
② ・新外部 DNS サーバ宛ての DNS 通信
(7) g 172.17.11.1
(8) PC が収容されているサブネットを識別し,対応する DHCP のスコープから IP
アドレスを割り当てるため問 1 では,社内システムの更改を題材に,STP,RSTP 及びスタック機能を用いたときの方式の違いと,現 行の社内システムから新社内システムへの移行について出題した。全体として,正答率は低かった。 設問 2 は,(1),(2)ともに正答率がやや低かった。STP の用語は RSTP でも用いられるので,是非知っておい てほしい。サブネットについて,STP と VRRP の構成を正しく把握し,設計上の問題点を発見することは,ネ ットワークを設計する上で非常に重要である。 設問 3(2)は,正答率が低かった。トポロジの再構成に掛かる時間を短縮できる理由を問う問題であり,本文 中に示された RSTP で追加されたポートの役割,STP と RSTP の状態遷移の違いを読み取り,もう一歩踏み込 んで考えてほしい。 設問 6(1)~(5)は,正答率がやや低かった。移行設計では,現行の社内システムと新社内システムの構成を正 しく把握し,移行期間中の構成,経路情報,作業手順などを理解することが重要である。本文中に示された条 件を読み取り,正答を導き出してほしい。
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設問 解答例・解答の要点 備考
設問1 (1) (Xt-Xt-1)×8÷300
(2) 取得間隔の間で発生したバースト通信が分からなくなる。
(3) ア
設問2 (1) ルータ 10 とルータ 11 は OSPF を構成するインタフェースが二つあり,迂回路
を構成できるから
(2) a α.β.γ.0/30
順不同
b α.β.γ.4/30
(3) 経路のループを回避するため
(4) ア 短い
イ 小さい
ウ α.β.γ.8
エ α.β.γ.9
オ α.β.γ.17
カ α.β.γ.18
キ キープアライブ
(5) BGP テーブルから最適経路を一つだけ選択し,ルータのルーティングテーブル
に反映する。
設問3 (1) ク エ
ケ ウ
コ イ
サ ア
(2) シ ルータ 10Z,ルータ 10,FW10
(3) BGP の経路情報よりも静的経路設定の経路情報の方が優先されるから
(4) eBGP ピアを無効にする。
設問4 (1) ① ・輻輳時にエコー応答を受信することがあり検知できない。
② ・ルータ 10Z とルータ 11Z の障害時に誤って検知する。
(2) ス 50
(3) データ FW とプロキシサーバの通信ログデータ
検知内容 単位時間当たりの通信ログデータ量が突発的に増えたり減ったりし
たこと 問 2 では,インターネット接続環境の更改を題材に,SNMP を用いたネットワーク利用状況の把握及び ping
監視と機械学習を用いた監視について出題した。さらに,BGP や OSPF を用いたネットワーク設計と,プロト
コルの特徴を踏まえた導入手順について出題した。全体として,正答率は高かった。
設問 2 は,BGP を中心とした経路制御の問題であるが,(2)の正答率が低かった。本文中の説明を注意深く読
み取り,経路制御の流れを順序立てて組み立て,正答を導き出してほしい。(4)キは,正答率が低かった。キー
プアライブなど,BGP に関する基本的な用語については,是非知っておいてほしい。
設問 3 は,(3),(4)の正答率がやや低かった。(3)は異なるプロトコルを組み合わせて用いる際に,これらの信
頼性に基づいて優先順位を決める経路制御の基本である。また,(4)はネットワーク構成を変更する際に,利用
う
者に対する影響を最小限にするための通信迂回操作の一つである。それぞれよく理解してほしい。
ふくそう
設問 4(1)は,正答率がやや低かった。専用線の輻輳を検知するために ICMP による死活監視を用いた際の問
題について問うたが,技術的な観点ではなく,ルータ 10Z とルータ 11Z が Z 社の所有であることに着目した解
答が目立った。ネットワークスペシャリストとして ICMP の特徴をよく理解し,もう一歩踏み込んで考えてほ
しい。この問題の自作解説はまだありません(公式解答例と採点講評で確認してください)。