OSPF とは ── 実機を触ったことがない人のための構造の説明

ネットワークスペシャリスト午後で最も繰り返し問われるプロトコルです。「ルータたちが地図を共有して、各自が最短経路を計算する仕組み」と 一言で言えますが、設問に答えるには「地図をどう作り、どう配り、大きくなったらどう分割するか」まで分かっている必要があります。 小さな会社のネットワークを例に、動作の順番どおりに説明します。

1. OSPF が解いている問題

本社 支社A 支社B データセンター 10 10 20 20 10 10 10 R1 R2 R3 R4 R5 線の上の数字=コスト(小さいほど良い経路)
図1 本社・2 つの支社・データセンターをつなぐ 5 台のルータ。以下の説明はすべてこの図で進める

R1・R2 が本社、R3 が支社A、R5 が支社B、R4 はデータセンターのルータです。R4 があるおかげで支社A から支社B へは「R4 経由」と「本社経由」の 2 通りの経路ができ、 どちらを選ぶか(コスト比較)、片方が切れたらどうなるか(迂回)を説明できます。

ルータは「宛先ネットワーク X に行くには、どの隣に渡せばよいか」を書いた経路表を持たなければ転送できません。 これを手で書くのが静的経路です。図1 なら R3 に「本社のサーバ宛ては R1 へ」「支社B 宛ては R4 へ」と書く、という具合です。

静的経路の弱点は、回線が切れても誰も気づかないことです。R3–R1 の回線が切れたら、R3 の経路表を人が「本社宛ては R4 へ」と書き換えに行く必要があります。 ルータが 5 台ならまだしも、100 台になれば不可能です。

OSPF の目的 ルータ同士が自動で情報を交換し、回線の増減や障害に合わせて経路表を自動で作り直すこと。 この種のプロトコルを「動的経路制御(ルーティングプロトコル)」と呼び、OSPF はその中で社内(1 つの組織の中)で使う代表です。

2. 動作の 4 ステップ

隣を見つける(Hello と隣接関係)

各ルータは OSPF を有効にした全インタフェースから Hello パケットを定期的(既定 10 秒ごと)に送ります。宛先はマルチキャスト 224.0.0.5 で、同じ区間にいる OSPF ルータだけが受け取ります。 Hello を受け取ったルータ同士は互いを「ネイバー(隣人)」として登録し、情報交換の約束を結びます。この結ばれた状態を隣接関係(アジャセンシー)と呼びます。

お互いを区別するために、各ルータは ルータ ID を 1 つ持ちます。32 ビットの番号で、IP アドレスと同じ書き方(1.1.1.1 など)をしますが、宛先として使うアドレスではなく名前です。 明示的に設定しなければ、有効なループバックインタフェースのアドレスのうち最大のものが自動で選ばれます。

なぜループバックに設定するのか 物理ポートのアドレスをルータ ID にすると、そのポートが落ちたときに ID が消えて隣接関係が全部やり直しになります。 ループバックは物理ポートに依存しない仮想インタフェースなので、ルータが生きている限り消えません。令和7年 午後Ⅰ問1 設問1 の b(ループバック IP アドレスは OSPF ルータを識別する「ルータ」ID)はこれです。

Hello が一定時間(Dead 間隔、既定 40 秒)届かないと、相手が死んだと判断して隣接関係を解消します。これが障害検知の仕組みです。

自分の周りを全員に知らせる(LSA のフラッディングと LSDB)

隣接関係ができたら、各ルータは自己紹介文を作ります。「私はルータ ID 1.1.1.1。R2 とコスト 10、R3 とコスト 10、R4 とコスト 20 でつながっている」という内容で、 これが LSA(Link State Advertisement、リンク状態広告)です。

R1 R3 R4 「私は 1.1.1.1。R2 と 10、R3 と 10、R4 と 20 でつながる」 「私は 3.3.3.3。R1 と 10、R4 と 10 でつながる」 「私は 4.4.4.4。R1 と 20、R2 と 20、R3 と 10、R5 と 10」 LSDB =全員分の LSA の集まり 各ルータの自己紹介(LSA)が全ルータに行き渡り、全員が同じ地図(LSDB)を持つ
図2 LSA が全員に行き渡り、全員が同じ LSDB を持つ

LSA は隣接ルータに渡され、受け取ったルータはそれをさらに自分の隣へ中継します(フラッディング)。結果として全ルータが全員分の LSA を持ちます。 この集まりが LSDB(Link State Database、リンク状態データベース)で、ネットワーク全体の地図です。図1 そのものが全ルータの頭の中にある状態です。

ここが RIP との最大の違い RIP は「宛先 X まで私から 3 ホップ」という結論だけを隣から聞いて、自分は +1 して次に伝える方式(距離ベクタ)で、地図は持ちません。 OSPF は生の接続情報を全員で共有する方式(リンク状態)です。午前Ⅱで「OSPF だけに当てはまるのはリンク状態データベース」と答えたのはこの違いです。

LSA には種類があり、午後で問われるのは次の 4 つです。

種類誰が作るか内容
Type1 ルータ LSA全ルータ自分のリンクとコスト(上の自己紹介文)。エリア内にだけ流れる
Type2 ネットワーク LSADR(4 章)イーサネット区間につながっているルータの一覧
Type3 サマリ LSAABR(3 章)「隣のエリアにこのネットワークがある」という要約。エリアをまたぐ
Type4 ASBR サマリ LSAABR(3 章)「ASBR はこちら、そこまでのコストはこれだけ」という ASBR の位置。Type5 を他エリアで計算できるようにする補助
Type5 外部 LSAASBR(3 章)OSPF の外(静的経路・BGP など)から持ち込んだ経路
Type7 NSSA 外部 LSANSSA 内の ASBRType5 を受け取らないエリア(NSSA)の中で外部経路を運ぶ。ABR で Type5 に変換される
Type4 が要る理由 Type5 は全エリアにそのまま届きますが、書いてあるのは「入口は ASBR」だけです。ASBR の場所が分かる Type1 は ASBR のいるエリアの中にしか流れないので、 別のエリアのルータは ASBR への行き方が分かりません。そこで ABR が Type4 で「ASBR まではこのコスト」と隣のエリアに伝えます。 午後で Type4・Type7 が直接問われたことはなく、午前Ⅱの選択肢対策として「作る機器と中身」を対で覚えておけば十分です。

各自が最短経路を計算する(SPF とコスト)

地図が揃ったら、各ルータは自分を起点に全宛先への最短経路を計算します。アルゴリズムはダイクストラ法で、OSPF ではこれを SPF(Shortest Path First)計算と呼びます。 計算結果(宛先ごとのネクストホップ)が経路表に入ります。

距離の単位がコストです。インタフェースごとに付く値で、既定は「基準帯域 100Mbps ÷ 回線帯域」(100Mbps なら 1、10Mbps なら 10。1Gbps 以上は基準帯域を上げて設定する)。 経路のコストは通過するインタフェースのコストの合計で、小さい経路が選ばれます。

図1 で R3 から R5 へ行く経路
  R3 → R4 → R5          10 + 10 = 20   ← 最小、これが選ばれる
  R3 → R1 → R2 → R5     10 + 10 + 10 = 30
  R3 → R1 → R4 → R5     10 + 20 + 10 = 40

コストから出てくる午後の論点は 3 つです。

収束と VRRP の順序 ルータの電源を入れた直後は、VRRP 的にはすぐマスターになれても、OSPF はまだ Hello → 隣接 → LSA 交換 → SPF 計算の途中で経路表がありません。 この状態でマスターになると PC から来たパケットの行き先が分からず通信が落ちます。だから「OSPF が収束してから VRRP マスターになる」(プリエンプトディレイ)が必要になります。 令和7年 午後Ⅰ問1 設問1(4)、令和5年 午後Ⅱ問1 設問2(4) で繰り返し問われている論点です。

経路表に反映して転送する

計算結果は経路表に「OSPF で学んだ経路」として入ります。同じ宛先を静的経路でも持っている場合、どちらを使うかは管理距離(AD 値)で決まり、多くの実装で静的経路のほうが優先されます。 そのため「静的経路を削除すると、同じ宛先の OSPF 経路が有効になる」という設問が出ます(令和5年 午後Ⅱ問1 設問2(6)、令和3年 午後Ⅱ問2 設問3(3))。

3. 地図が大きすぎる問題と、エリア

ルータが数百台になると、全員が全員の LSA を持ち、1 本の回線断でも全員が再計算するのは重すぎます。そこで地図をエリアに分割します。

エリア 0(バックボーン) エリア 1(支社A) エリア 2(支社B) R1 R2 R3 R5 L3SW L3SW L3SW L3SW インターネット ABR(エリア境界) ABR(エリア境界) R2 は外部経路を持ち込む ASBR すべてのエリアはエリア 0 に直接つながる。エリア 1 → エリア 2 は必ずエリア 0 を経由する
図3 エリア 0 を中心にしたハブ&スポーク構造。赤枠が ABR
エリア 0 の決まり すべてのエリアはエリア 0(バックボーンエリア、ID は 0.0.0.0)に直接つながらなければなりません。エリア 1 からエリア 2 へは必ずエリア 0 を経由します。 2 社のネットワークを統合してエリア 0 が 2 つに分かれてしまうと、間にあるエリア 1 を越えて経路が伝わらず、到達できないネットワークが生じます(令和3年 午後Ⅰ問2 設問4)。 解決は、分かれたエリア 0 同士を直接つなぐか、仮想リンクで結ぶことです。

午後で問われるエリア設計の型は「支社ごとに別エリアにして LSA を局所化する」「本社をエリア 0 にする」「ABR で支社の経路を集約する」の 3 点です。

4. イーサネット区間の工夫(DR と BDR)

ルータ同士が 1 本のケーブルで直結している区間(ポイントツーポイント)なら隣は 1 台ですが、L2 スイッチに 5 台のルータがつながる区間では、全員が全員と隣接関係を結ぶと 10 組の LSA 交換が起きて無駄です。

同じイーサネット区間(L2SW)に 5 台 DR BDR その他 その他 その他 各ルータは DR(と BDR)とだけ LSA を交換する。全員と交換すると 10 組になるところを 4 組で済ませる
図4 マルチアクセス区間では代表(DR)を選んで交換相手を絞る

そこで区間ごとに代表ルータ DR(Designated Router)と副代表 BDR を選び、各ルータは DR・BDR とだけ隣接関係を結びます。DR はその区間の Type2 LSA(ネットワーク LSA)を作る役目も持ちます。

選出は優先度(プライオリティ)が最大のルータ、同点ならルータ ID が最大のルータです。優先度 0 にすると DR になりません。DR は一度決まると、より優先度の高いルータが後から来ても交代しません。

5. 用語集(午後で出る順)

用語意味午後でのポイント
ルータ ID各ルータの 32 ビット識別子ループバックに設定(消えないから)。DR 選出の同点判定にも使う
Hello / Dead 間隔生存確認の送信間隔 / 死亡判定までの時間(既定 10 秒 / 40 秒)両端で一致していないと隣接にならない。短くすると障害検知が速い
隣接関係(アジャセンシー)LSA を交換する約束を結んだ状態ネイバー認証で、鍵を知らない相手とは隣接を結ばない(認証であって暗号化ではない)
LSAルータの接続情報の広告。Type1 ルータ、Type2 ネットワーク、Type3 サマリ、Type4 ASBR サマリ、Type5 外部、Type7 NSSA 外部Type3・Type4 は ABR、Type5 は ASBR が作る
Type4 ASBR サマリ LSAABR が隣のエリアへ ASBR の位置とそこまでのコストを伝える LSAType5 とセット。午前Ⅱの選択肢対策
NSSA外部経路(Type5)を受け取らないが、エリア内の ASBR からは Type7 で外部経路を持ち込めるスタブエリアType7 は ABR で Type5 に変換される
LSDBLSA を集めた地図。エリア内で全員同じ「OSPF だけが持つもの」
SPF 計算LSDB から自分起点の最短経路を求めるダイクストラ法収束=SPF 計算が終わり経路表が揃うこと
コストインタフェースの重み。基準帯域 ÷ 回線帯域大きくして迂回、同じにして ECMP
ECMP等コストの複数経路に分散負荷分散設計の根拠。経路数とコストを答えさせる
エリア 0バックボーンエリア。ID 0.0.0.0全エリアが直結する。分断させない
ABRエリア境界ルータType3 で要約を流す。経路集約はここ
ASBRAS 境界ルータ。外部経路を再配布Type5 を流す。静的経路や BGP との接点
再配布他のプロトコルの経路を OSPF に流し込む再配布した経路が元に戻るとルーティングループ。経路フィルタで防ぐ
経路集約複数のネットワークを 1 つのプレフィックスにまとめるヌルルートとセット。集約で隠れた経路のループ防止
DR / BDRマルチアクセス区間の代表 / 副代表優先度 → ルータ ID で選出。交代しない
スタブエリア外部経路(Type5)を受け取らず、デフォルトルートで代用するエリア支社側で LSDB を小さくする設計
OSPFv3IPv6 版。仕組みは同じでリンクローカルアドレスで隣接を結ぶルータ ID は IPv6 でも 32 ビット
マルチキャスト / プロトコル番号224.0.0.5(全 OSPF ルータ)、224.0.0.6(DR/BDR)。IP プロトコル番号 89午前Ⅱの定番。TCP/UDP を使わない

6. RIP・BGP との役割分担

RIP-2OSPFBGP-4
使う場所小規模な社内社内(AS 内)組織間(AS 間)、ISP との接続、マルチホーム
方式距離ベクタ(結論を伝言)リンク状態(地図を共有)パスベクタ(通ってきた AS の列と属性で選ぶ)
経路の良し悪しホップ数(最大 15)コストAS_PATH 長や LOCAL_PREF などの属性。ポリシーで操作
収束遅い(30 秒ごとの全表送信)速い(変化時に LSA)隣接は手動設定、TCP 179 で確実に届ける

午後の典型は「社内は OSPF、インターネットや他社とは BGP、両者の境目のルータが ASBR として再配布する」という組合せです。 令和5年 午後Ⅱ問1(マルチクラウドの BGP と VRRP)、令和3年 午後Ⅱ問2(静的経路から BGP/OSPF への切替)がこの形です。 同じ文章に OSPF と BGP が混在するので、どちらの話をしているかを取り違えないことが第一歩です(AS_PATH、ネクストホップセルフ、ピアリングは BGP の語。LSA、エリア、コストは OSPF の語)。

7. 午後での問われ方と答え方の型

設問の型答え方出た年度
空欄「エリア ID 0.0.0.0 の□エリア」バックボーンR7 午後Ⅰ問1
空欄「ルータを識別する□ ID」「ループバックを使う理由」ルータ。物理 IF が落ちても ID が消えないからR7 午後Ⅰ問1、R6 午後Ⅱ問1
ネイバー認証で防げる問題不正なルータと隣接関係になり経路を交換してしまうこと(盗聴防止と書かない)R7 午後Ⅰ問1
保守対象のルータを迂回させる方法そのインタフェースの OSPF コストを 65535 など十分大きな値にするR7 午後Ⅰ問1
電源投入後に待つ理由OSPF の経路情報が収束するのを待つ。収束前に VRRP マスターになると転送できないR7 午後Ⅰ問1、R5 午後Ⅱ問1
ECMP のためのコスト設計分散させたい複数経路のコストを同じ値にする。経路数とコストを答えるR6 午後Ⅱ問1、R4 午後Ⅱ問1
再配布した経路の LSA タイプと生成機器Type5(外部 LSA)、ASBR にあたる機器名R6 午後Ⅰ問2
経路フィルタで防げる障害再配布された経路が元に戻ることによるルーティングループR6 午後Ⅰ問2
経路集約の目的・設定する機器エリア 0 の経路数を減らす。ABR。集約範囲のループはヌルルートで防ぐR3 午後Ⅰ問2、R7 午後Ⅱ問1
エリア 0 が分断されると到達できないネットワークが生じる。分断されたエリア 0 同士を直結(または仮想リンク)R3 午後Ⅰ問2
静的経路を消すと OSPF 経路が有効になる理由静的経路の管理距離が小さく優先されていたから。削除で OSPF 経路が採用されるR5 午後Ⅱ問1、R3 午後Ⅱ問2
書き方の型 理由を問われたら「何が起きるから」まで書く。「収束を待つため」だけでは弱く、「収束前にマスターになると経路表がなく転送できないから」まで書いて満点になります。 機器名を問われたら図中の表記そのまま(ルータ 3、L3SW1)で書き、役割名(ASBR)で答えない。

8. ミニ確認問題

クリックで答えが開きます。全部即答できれば、午後の OSPF 設問は知識面では足ります。

Q1 OSPF が RIP と決定的に違う点を一言で全ルータが同じ地図(LSDB)を持ち、各自がダイクストラ法で最短経路を計算する(リンク状態方式)。RIP は隣からの結論(ホップ数)を伝言する距離ベクタ方式。
Q2 ルータ ID をループバックアドレスにする理由物理インタフェースが落ちてもループバックは消えないので、ルータ ID が変わらず隣接関係が維持される。
Q3 DR はどう決まるか。DR とルータ ID の関係は優先度が最大のルータ。同点ならルータ ID が最大のルータ。DR は区間の代表で、ルータ ID はその選出の同点判定に使う識別子。
Q4 エリア 0 の別名と、エリア設計の鉄則バックボーンエリア。すべてのエリアはエリア 0 に直接つながらなければならず、エリア間の通信は必ずエリア 0 を経由する。
Q5 ABR と ASBR の違いABR はエリアとエリアの境界で、Type3 サマリ LSA を流し経路集約を行う。ASBR の位置を他エリアへ伝える Type4 も ABR が作る。ASBR は OSPF と外部(静的経路・BGP)の境界で、再配布した経路を Type5 外部 LSA で流す。
Q6 保守で止めるルータを事前に迂回させるにはそのルータのインタフェースの OSPF コストを 65535 などの十分大きな値に変更する。他経路の合計より確実に大きくしないと迂回しない。
Q7 ルータを再起動したあと、VRRP マスターへの昇格を遅らせる理由OSPF が収束して経路表ができる前にマスターになると、受け取ったパケットを転送できず通信断になるから。
Q8 2 本の WAN 回線で負荷分散したい。OSPF の設定は2 本のインタフェースのコストを同じ値にして ECMP(等コストマルチパス)にする。
Q9 BGP の経路を OSPF に再配布したとき、その経路の LSA タイプと生成ルータの役割Type5 外部 LSA。生成するのは ASBR。
Q10 同じ宛先に静的経路と OSPF 経路がある。どちらが使われ、OSPF に切り替えるには管理距離の小さい静的経路が使われる。静的経路を削除すれば OSPF 経路が有効になる。

9. 実機で見るなら(任意、1〜2 時間)

無料の Cisco Packet Tracer か GNS3 でルータ 3 台をエリア 0 に組むと、上の説明がそのまま画面に出ます。見るコマンドは 3 つで十分です。

show ip ospf neighbor     隣接関係の一覧。State が FULL なら LSA 交換済み。DR/BDR もここに出る
show ip ospf database     LSDB。Router Link States(Type1)、Net Link States(Type2)、Summary(Type3)、External(Type5)
show ip route ospf        OSPF で学んだ経路。[110/20] の 110 が管理距離、20 がコスト

設定の最小形(Cisco)
  router ospf 1
   router-id 1.1.1.1
   network 10.0.0.0 0.255.255.255 area 0
  interface GigabitEthernet0/1
   ip ospf cost 65535          ← 迂回させたいときの操作

回線を 1 本 shutdown して show ip route を見ると、数秒で経路が切り替わります。これが「収束」で、その数秒間に ping を打ち続けると何発か落ちるのが体感できます。

用語の振り返り

このページの用語集(19 語)から作った確認問題です。「意味 → 用語」は意味の説明(用語そのものは__で伏せてある)を読んで用語を入力し、Enter で答え合わせします。 表記ゆれで × になったときは「合っていた」で直せます。「用語 → 意味」は口で説明してから答えを開いて自己採点します。結果はこのブラウザに保存され、「×だけ」で間違えた語だけを解き直せます。

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作成 2026-10-26。ネットワークスペシャリスト 科目B(午後)対策。出典の年度・設問番号は令和3〜7年春期の午後Ⅰ・Ⅱ(IPA 公開問題)。 関連: ルーティング即答ドリル(RIP-2/OSPF/BGP-4 の比較表)、午後 解答用紙 令和7年。